尖閣諸島の位置

尖閣諸島は東経123度30分から124度35分、北緯25度44分から25度55分の間に分布する。尖閣諸島は地質的には中国の大陸棚上にあり、琉球列島とは列なっていない。これらの諸島は沖縄県石垣市に属し、八重山列島からは北北西に約150Km、台湾からは東北東に約170Km離れている。尖閣諸島は、魚釣島(東経123度30分 - 32分、北緯25度45分 - 46分)、北小島(東経123度35分、北緯25度44 - 45分)、南小島(東経123度35分、北緯25度44分)、久場島(東経123度40分 - 41分、北緯25度55分)、大正島(東経124度34分 - 35分、北緯25度53分)の5島と、沖の北岩(東経123度36分、北緯25度48分)、沖の南岩(東経123度37分、北緯25度47分)、飛瀬岩(東経123度33分、北緯25度45分)の3岩礁からなる島々の総称である。久場島と大正島は、魚釣島から東へそれぞれ30Kmと108Km離れている。尖閣諸島の総面積は約6.3Km2で、富士の山中湖を少し小さくしたくらいの面積。そのうち、一番大きい島は魚釣島で面積約3.8平方Km、周囲約12Kmある。最も高いところは海抜362mとなっている。この魚釣島は他の島と違い飲料水を確保する事が出来る。

魚釣島
奥から魚釣島、北小島、南小島
南小島・北小島

久場島は周囲約3.4kmのほぼ円形をした島で、面積は0.87平方キロ。最高峰海抜は118メートル。地質は火山岩

久場島

大正島は周囲約1km、海抜約84mの断崖絶壁の島で面積は0.05平方キロ。最高峰海抜は84メートル。地質は水成岩

大正島



この小さな諸島の領有権問題が浮上したきっかけは次の通りである。1968年10月12日から11月29日にかけて、日本、中華民国、韓国の海洋専門家が中心となり、国連のアジア極東経済委員会(ECAFE)の協力の基に、東シナ海一帯にわたって海底の学術調査を行った。翌年5月、東シナ海の大陸棚には、石油資源が埋蔵されている可能性があることが指摘された。これが契機になって、尖閣諸島がにわかに関係諸国の注目を集めることになったのだ。現にこの2年後に、台湾と中国が相次いで同諸島の領有権を公式に主張している。石油があるとの発表が無ければ、これほど問題がこじれたとは考えにくい。この日中間で懸案となっている尖閣諸島(尖閣列島とも云う)の領有問題について詳しく説明しよう。

尖閣諸島の位置