渡閩航路図


01 - 那覇
02 - 渡嘉敷島
03 - 久米島、魚釣台
04 - 東沙島
05 - 五虎門
06 - 福州



この史料は沖縄県立博物館に所蔵してある。作者不詳で制作年は19世紀頃(一説には1866年)と言われている。『渡閩航路図』は別名「那覇より福州に至る海路図」、ないしは「那覇・福州航路図」とも呼ばれている。那覇と中国の福州との航路を朱線で示し、船上から見た島の形状や危険な岩礁・干瀬などが詳細に描かれ、島嶼間の距離や舵の方向も記されているのが分かる。 那覇・福州間の航路は、おおよそ那覇港 - 神山島 - 渡名喜島 - 久米島 - 大正島(赤尾嶼) - 久場島(黄尾嶼) を通過して、台湾北方にある 梅花・花瓶嶼 などを通過し、福建省沿岸の北竿塘・南竿塘を経て、目的地の福州に到達する。この図は航海図であるので、国家の領域や版図を示したものではない。