沖ノ鳥島保全工事関連年表


沖ノ鳥島が日本に返還された後は、主として東京都が同島の管理をしていたが、浸食が激しく、東京都だけで同島を保全することが困難になった。そこで国は1987年11月1日に直轄工事の公示(海岸法第6条第1項)をし、海岸保全区域に指定、露岩保全対策工事を行った。下記はその詳細である。

沖ノ鳥島航空写真 - 国土交通省提供

1987年
09月28日第1回沖ノ鳥島応急保全対策検討委員会
10月02日沖ノ鳥島現地調査(13日迄。建設省、国土開発技術センター)
10月13日第2回沖ノ鳥島応急保全対策検討委員会
10月14日海岸保全区域の指定(東京都知事)
10月19日第3回沖ノ鳥島応急保全対策検討委員会
11月01日直轄工事の公示(建設大臣)
11月04日直轄沿岸災害復旧事業採択
12月25日東京南部海岸災害復旧消波工設置工事契約、及び東京南部海岸災害復旧作業基地設置工事契約
1988年
04月11日京浜工事事務所海岸課発足
04月19日東京南部海岸災害復旧消波工設置
04月22日現地工事船団出発
05月04日露岩工事鉄製ブロック投入開始
06月04日第1回沖ノ鳥島工法検討委員会
06月20日東京南部海岸災害復旧作業基地設置
06月24日7月1日迄。本省現地視察(建設省)
07月09日不発弾回収処理(海上自衛隊)
07月14日沖ノ鳥島利用技術研究会発足(座長:海岸課長、以降6回開催)
08月13日作業基地据付完了
10月07日現地工事船団帰港
12月01日第1回沖ノ鳥島国土利用構想調査会
12月05日第2回沖ノ鳥島工法検討委員会
12月24日第1回沖ノ鳥島保全対策検討委員会
1989年
02月14日第2回沖ノ鳥島国土利用構想調査会
03月14日第2回沖ノ鳥島保全対策検討委員会
03月17日89年度現地工事船団出航
03月28日第3回沖ノ鳥島国土利用構想調査会
06月06日露岩工事コンクリート打設開始
07月03日本省現地視察
10月23日露岩工事概成
11月05日89年度現地工事船団帰港
11月27日観測所基盤災害復旧工事採択
12月04日第3回沖ノ鳥島保全対策検討委員会
12月07日沖ノ鳥島保全工事報告会
1990年
03月27日第4回沖ノ鳥島保全対策検討委員会
04月20日観測所基盤災害復旧工事契約
06月11日90年度現地工事船団出航
06月28日本省現地視察
07月02日観測所基盤工事コンクリートブロック投入開始
07月12日不発弾回収処理(海上自衛隊)
07月13日観測所基盤工事鉄製ブロック投入開始
08月02日90年度現地工事船団帰港
1991年
04月23日平成3年度現地工事船団出航
05月08日観測所基盤第二災害復旧工事契約
07月02日平成3年度現地工事船団帰港
1992年
04月14日観測所基盤第3災害復旧工事契約
04月23日92年度現地工事船団出航
06月07日観測所基盤工事コンクリート打設開始
07月06日92年度現地工事打ち切り竣工(異常気象による海象状況の悪化)
07月17日92年度現地工事船団帰港
1993年
04月13日 観測所基盤第5災害復旧工事契約
04月24日 93年度現地工事船団出航
05月07日 本省現地視察(建設省 海岸課長補佐他1名 5月20日迄)
06月03日 海洋開発関係省庁連絡会議開催
07月07日 観測所基盤概成
07月13日 本省現地視察(建設省 海岸課長他5名 7月14日迄)
07月16日 93年度現地工事船団帰港
07月16日 沖ノ鳥島利用検討会開催(科学技術省主催)
07月30日 沖ノ鳥島利用技術研究会開催
11月01日 母船居住区撤去完了
12月14日 第1回沖ノ鳥島活用作業部会開催




観測所とヘリポート



東小島の調査。1999年に東露岩だけチタン製防護ネットを設置。



露岩保全対策工事
昭和62年度67億8000万円 2つの露岩が侵食により倒壊の恐れがあったため、昭和62年より3ヵ年で災害復旧工事を実地。工事は、岩の保全を図るとともに、水深を浅くして消波効果をもたせるため、2つの露岩周辺に円形状に鉄製消波ブロックによる消波堤を設け、内部にコンクリートを充填した。
昭和63年度150億3000万円
平成元年度67億0000万円
全体事業費285億1000万円



観測所基盤復旧工事
平成元年度17億9000万円 観測所基盤は、昭和14年-昭和16年に築造された約900個のコンクリートブロック(10トン)と中詰石からなる直径40M、高さ5Mの円筒形の構造物であり、平成元年7月の台風により被災したため、同年より5ヵ年で災害復旧工事を実地した。
平成2年度  44億8000万円
平成3年度 51億7000万円
平成4年度 51億6000万円
平成5年度 43億5000万円
全体事業費 209億5000万円
合計:494億6000万円


主要工事数量
工種北小島東小島合計
鋳鉄製消波ブロック4,715個5,185個9,900個
内部コンクリート2,726平方M2,933平方M5,659平方M
根固めコンクリート204平方M199平方M403平方M



注入セメント量
北小島東小島
1ステージ 71,969kg 34,417kg
2ステージ 14,997kg 12,438kg
合計 86,966kg 46,855kg